土地資産家の為の貸宅地(底地借地)権利調整マニュアル
「考え方、解決法からコンサルティング事例まで」
 
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収益性から見た貸宅地の問題と対応策
(1)地代の傾向
(2)地代見直しのポイント
(3)更新料の問題
地代の見直しの一番のポイントは貸宅地の唯一の経費ともいえる固定資産税(都市計画税)の変動です。変動の要素には以下のものがあげられます。

@地価の変動
A面積の増減(測量により登記簿面積と差異が生じた場合など)
B利用形態の変更(土地の分合筆など)
C利用用途の変更(住居から事務所・店舗・一部貸駐車場・私道など)


上記のような変動の要素を適格に把握するためには、借地ごとに対応する固定資産税の額を認識しておくことが有効です。1つの宅地に複数の借地人が存在する場合には、一度、測量をして、借地面積、借地の範囲、借地の形を整理することが貸宅地を管理する上で望ましいといえるでしょう。また、固定資産税は1筆の土地ごとに課税されますので、費用はかかりますが、借地範囲ごとに分筆することによって、借地人ごとの固定資産税額を的確に把握することが可能となります。

借地人の利用用途が賃貸用住宅などの場合、固定資産税額の変動はありませんが、借地人が賃貸事業による利益を得ているということから、自己の居住用の場合の地代と差を設ける事も必要です。

いずれにしても一度、借地人ごとに整理をすることによって以後の地代の見直しの基準ができ借地人にも理解を得ながら地代の改定がしやすくなります。
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土地資産家の為の貸宅地(底地借地)権利調整マニュアル
「考え方、解決法からコンサルティング事例まで」



1時間目 底地、借地問題の顕在化と権利調整のタイミング

2時間目 収益性から見た貸宅地の問題と対応策
      1.地代の傾向
      2.地代の見直しポイント   
      3.更新料の問題    

3時間目 流動性から見た貸宅地の問題と対応策
      1.底地の売却  
      2.借地権の買戻し  
      3.底地、借地の共同売却
      4.底地、借地の等価交換

4時間目 その他の問題と対応策
      1.物納制度の活用とその準備
      2.共有の場合の対応策    
      3.全体像の把握と対策の考え方

5時間目 まとめ